記事No 237
タイトル 誘導飛行陸本目@周防大島
投稿日 2015/05/11(Mon) 20:29:01
投稿者 油圧
 七夕祭関連の会議でまた5.10の日曜のみ参加の油圧です。こんなことしてる間に誰かさんがバンバン飛んでいく……。
 今回大島でのソロフライト初の機会です。周防大島はタンデムで一回飛んだきりです。そのタンデムも最初だった気がします。結構テンパってた頃です。今でも落ち着いてはいませんが。
 ランチャー台の左脇は木が多く、山の斜面も急なのでプロでも失敗するエリアなんだそうです。そんな所でタンデム一本目やったとは……。という訳で、テイクオフ。木の多い左を避け、やや右向きに出ます。急斜面から吹き上がる風に煽られるといけないそうなので、O-竹さん夫妻に事前に言われた通り、ピッチはいつもより下げ気味で。
 飛び出して少しの間、緩やかにウィンドパークへ向けつつタンデムの頃の記憶と、当時見る余裕の余りなかった海の景色を見て飛んでいると、ランチャーで見ていたAOIさんに真っ直ぐ飛べと怒られました。気を抜きすぎてたようです。漫然、ダメ、絶対。
 改めてウィンドパークまで真っ直ぐ飛ぶことに専念します。真下が山の麓辺りになると家が増えてきます。それと同時に、気流があまり安定しなくなります。後でサトシさんに聞いたところ、特に瓦屋根などは上昇気流を発生させる要因になるとの事です。ここ最近暑かったので、瓦も随分熱くなるのでしょう。ましてや、瓦で蕎麦を焼こうという県ですし。真夏のボンネットとどちらが熱いのでしょうか。やっぱり、真夏の駐車場上空って上がるんですかね?
 以前に広島でちょっと大変だった的な事を言いましたが、それよりも煽られ方は強いです。そこを抜ければ穏やかなのですが、そういう箇所が何か所かあったので、着陸地付近で少し苦労。
 近くの砂浜上空で誘導に従って高度処理を行い、そろそろ着陸かという高度、右に曲がったらランディングですが、そこで
『はい、左ー。』
との指示。ソロでは初めての空域だったため無線誘導にしっかり従うように心掛けていたのですが、それがここで裏目に。おかしい気がすると思った頃には左に曲がり、真下は海。ついでにかなり低高度。
『あ。』
(!?)
『右、右!』
(確かに右に曲がるべきだったけど若干手遅れだし、今右に戻したらバンクが戻ってまた右に傾くまでのロスで墜ちるかもしれないし、あぁ、もう!このまま左急旋回!)←ここの思考はいちいち言語化してないので実質0.1秒くらい
という訳で、多少危険であることは承知しながらも海や民家に墜ちたり岸壁に衝突したりするよりはマシと判断し、自己判断で右に振らず左に強めのバンクをかけ(脳内アラート鳴りっ放し)、約270度旋回してランディング正面で立て直し進入、取りあえず一旦落ち着いたので、正面にあったターゲットに向かって突入、あとはフレアです。
 前回のあと、YO-HAYさんに改めて指導してもらい、フレアを綺麗に決めようと飛ぶ前から考えていました。フレアをかけた瞬間に機体が想定以上に浮いたので、かかるようになったことを安心しながらも尻からの墜落を恐れ一瞬躊躇、その後かけなおしたら手遅れでスライディング。ま、まぁ、取りあえず、無事には降りれました。フレアを綺麗に決めることを優先してたので、ターゲットの真上を通過してもその場所に降りるつもりは全くありませんでした。芋の人に何であそこに降りなかったんだと言われましたが、降りるつもりが無かったからです。機体は大切に。
※今回の反省点※
壱、真っ直ぐ飛ぶ
弐、バンク角は一定で
参、フレアのタイミング
↑ここまで練習生レベル
四、躊躇してはならない
 壱弐参に関しては、もう一回、自称プロ講習生と上段からやるべきかと思ったり。四に関しては、自分で判断することの大切さを学んだ気がします。優柔不断はいけないと、去年別の所で心へし折って学んだというのに……。
 直後にSUBさんからアドバイスを頂き、ランディングに背を向ける旋回はしないとの事でした。冷静に考えれば分かっていたでしょうし、きちんと周りを見れば左が明らかに海なのも分かってました。独り立ちへ必要な、重要な道のりです。
 ちなみにあの緊急旋回、何も知らない一年生には「格好いい飛び方」に見えていたようですが、やるとしてもあんな低い所ではやりません。死ぬ。そこんとこ、&ぅはその評価に半信半疑だったようですが。もう、半信半疑なところでツッコんでやりました。あんたより飛行時間短いのに、誘導中のOBの前でそんな事してたまるか。大体、多少高度があったところで旋回の反応を確かめる程度ならともかく、誰がスパイラルじみた急旋回を今の段階でやると思うだろうか、否、思わない(反語表現)。
 誘導を間違うことがあるとは聞かされていましたが、いざそういう状況になるとテンパるものですね。弘法も筆の誤りと言います。自己判断能力についても、今後の重要な課題になりそうです。
 すっかり日も落ちてきたので、この日はこれで終了です。撤収して片づけ、夕食を食べて大学で解散です。
 大学で解散した後、その場に残った一年数名と駄弁ってたら翌一時になってしまい、授業中眠すぎて午後は仮病で休んだのはまた別の話です。

- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリーを一括表示します)


- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ
タイトル
メッセージ
投稿キー (右画像の数字を入力) 投稿キー

- WebForum -