春 ・F嶋氏 運命的な人生の転機を迎える。
F嶋氏はY崎くん・M井くんとは高校の同級生であった。 ふたりに遅れる事2年、晴れて山口大学に入学。そんなわけで、 Y根邸で、ハングのみんなと"いっぱち"のおでん を食べて自動的に入部。本人はさほどハングに興味がなかった 様子であったが、もしここで入部していなければ、M (旧姓:O野、のちにF嶋氏と結婚)さんとの出会いもなく、 本人にとっては人生の大転機と言えるのでは。
― 当時の会長 T橋(現 H刈)氏 談 −
夏 ・Y根氏 口から火を吹く!
暇な鳥取合宿の夜に彩りを添えるべく、 キャンプ場のバーベキュー場で、薪を片手に、口から灯油を噴いてボア〜。 (よい子の現役メンバーの皆さん、真似をしないように)
秋 ・F嶋氏 イノシシを狩る!
車はチェリーバネット。運転手はF嶋氏。助手席はT橋氏。 羅漢山からの帰り道であった。山を降りて麓の村に行く途中、車一台分 ぐらいの幅の田んぼの横の道に差しかかった時、右側より黒い物体が急に 道路に飛び出してきた。急ブレーキ!ドン!と鈍い音。 そこに横たわっているのは、なんと立派なイノシシ。どうしていいやら あたふたしているところに、たまたま通りかかった村の人たち
「おまえら、引いたンか。わしらが処理しちゃろ。」
と、イノシシくんをさらって行った。 F嶋氏は、手に引いた感触が残っていると、心の動揺が隠せず、 運転を代わってもらう。後から聞いた話だが、 イノシシは山のダイヤモンドと呼ばれているらしく、 その肉は数十万円で売れるとか。ちなみに、 タヌキは臭くて食べられないそうです。
これがいのししと衝突したチェリーです。 SKYDUSTの車のなかでは長生きしたほうだそうです。 さすがいのししに負けなかっただけあります。 ちなみに1992年まで活躍しました。
・牛肉食べたい!の巻
工学部のM井氏が、一人50円(100円だったかも)で 牛肉が食べるという情報を、わざわざ宇部からもってきた。 情報ソースは「ミスター味っ子」内容は 納豆とニンニクをすり合わせば、 牛肉の味がするというもの。さっそく、グルメな数人が集まり、 F嶋邸で実験(いや、調理)。結果は強烈だった。 焼くとさらに強烈になったどうも、ニンニクが多すぎたらしいが、 その後、挑戦する者はいなかった。
(筆者の情報によると「美味しんぼ」はそこそこ参考になる らしいが「ミスター味っ子」はほとんど参考になんないそうです)
冬
・F嶋氏「生み」の苦しみを味わう。
講習性:S藤嬢・F嶋氏、インスト:T橋氏 での出来事
冬型の気圧配置(曇り)、羅漢山で左ターンの練習をしたかった。 テイクオフ後、左にターンしたところで、風にたたかれ、急降下、 地面にグライダーごとたたきつけられる。
運動神経のよいF嶋氏であったが、対応できず、 ベースバーで鼻を強打。尋常ならぬ痛みを感じ、病院へ直行。 麓の集落にある開業医には、「ここでは処置できない。」と言われ、 村の中心にある総合病院へ急行。鼻骨骨折とわかり、 急遽陥没した骨を持ち上げる手術が施される。局部麻酔をしたものの、 その若き医師の話では、「生みの苦しみを味わったね。」 とのこと(どう言う意味だ)。F嶋氏は、その激しい痛みに涙した。
その後、彼はしばらく香りのない食生活をおくることになってしまった。
・S藤嬢の"崖の上にも3年"
思うような講習場がなく、困っていたSKYDUSTメンバー。 広島県北の牧場で講習ができると聞き、向かう。 牧草地に面した斜面であったが、斜面の途中から崖になっており、 テイクオフの失敗は許されないような講習地であった。
S藤嬢は、第一歩目でノーズが上がり、テイクオフできず、 崖から落ちてしまった。高さ5mはあったらしい。
完全なむち打ち症と診断された。 S藤嬢はこれで2回目の怪我であった。最初の1回は鳥取砂丘で、 ハードノーズクラッシュ。結局、2年目のシーズンも空を飛ぶ事が できなかった。しかし、S藤さんは諦めなかった。
回復した翌年、次期会長Y根氏の元、 ついに、初高高度フライトをクリアー。大空を飛んだ。 グライダー担いで3年、彼女の空を愛する心と目標を達成しようとする ガッツが彼女に翼を与えた。
おめでとう!S藤さん
(1988年度会長 T橋氏 談)